TELC B2 合格!試験対策と試験の際のアドバイス

数あるドイツ語試験の中でも私が受けた試験は、TELC B2です。

なぜTELCにしたのかというと、
ゲーテより受験料が安かったのと、受験日がちょうどいい日に開催されてたからです。

またゲーテB2とTELC B2の試験問題を比べてみると、個人的にはTELC B2の方が簡単な気がしました。

ゲーテは特に読解が難しい印象を受けました。
出題されるテーマが幅広いため語彙数が求められます。知らない単語があまりにも多く出てきた場合は合格が難しい気がします。

TELCももちろん幅広いテーマが出題されますが、これまでB2を勉強して来た方なら読み取れるんじゃないかと思います。

あ、ちなみにゲーテはボールペンですがTelcは鉛筆もしくはシャーペンを使用します。

今日は、私がTELC B2を受験すると決めてから2ヶ月間にした勉強法を紹介します。
『Lesen(読む)・Hören(聞く)・Schreiben(書く)・Sprechen(話す)』の4つに分けて細かく説明するとともに、アドバイスを付け加えています。
私の経験がこれから受験する方の参考になると幸いです。

TELC B2の特徴

 
TELC B2は、schriftlichen Teil (読む・聞く・書く)mündlichen Teil (話す)の2つに分かれています。

細かく見ていきます:

schriftlichen Teil (読む・聞く・書く)には、

  1. Leseverstehen (読解)
  2. Sprachbausteine (口語表現)
  3. Hörvetstehen(リスニング)
  4. Schriftlicher Ausdruck(作文)

mündlichen Teil (話す)には、

  1. Präsentation(プレゼンテーション)
  2. Diskussion(ディスカッション)
  3. Problemlösung(問題解決)

細かく分けると以上のようになります。

※schriftlichen Teil (読む・聞く・書く)内の「Leseverstehen (読解)」と「Sprachbausteine (口語表現)」ですが、以降『Lesen』というところでまとめて紹介しています。

 
試験対策に使用したテキストは3冊↓(AdBlock利用の方はBlock外すと表示されます)。

1. Mit Erfolg zu telc Deutsch B2 Übungsbuch

2. Mit Erfolg zu telc Deutsch B2 Übungsbuch

3. Hueber Hören & Sprechen B2

 
私が試験日までに勉強した期間は約2か月。
もちろんそれまでにB2までの語学学校コースに通ったこともあり、日々ドイツ語を話す環境にいました。ただし、テスト対策コースには参加せず自分で勉強しました。

それでは細かく見ていきましょう。

Lesen 90分

 
このLesenでは、Leseverstehen (読解)Sprachbausteine (口語表現)で構成されています。

まず「Leseverstehen (読解)」にはTeil1~3まであり、

Teli1では、5つの少し長い文章があり、それらの文章に合うタイトルをa~jから選ぶという問題です。問題数は5つです。

Teli2では、長い文章を読んだ後に3つの答えの中から正しい答えを選ぶ問題です。問題数は5つです。

Teli3では、10個の一行文があり、それらの文に合うテキスト(広告や募集内容、説明など)を選ぶ問題です。問題数は10個です。

Telc B2の読解問題ですが、ひっかけのような問題が多いので数回テキストで練習しておくと点数が取りやすくなります。

 
続いて「Sprachbausteine (口語表現)」にはTeil1~2まであり、

Teli1では、それぞれ3つの答えから正しい答えを1つ選んでいく問題です。問題数は10個です。

Teli2では、文章の途中に当てはまる接続詞や前置詞、動詞を下部にある一覧から選ぶ問題です。問題数は10個です。

この「Sprachbausteine (口語表現)」では文法力が求められるので、しっかり文法対策しておきましょう。

難しさとしては、Teil1は比較的簡単で、Teil2で少し悩む人が多いかと思います。

Teil2では特に動詞+Präpositionの勉強と接続詞、文章内の前置詞であればその後はGenitiv(2格)なのかDativ(3格)なのかという細かいところが理解できているかも求められます。

以上のLeseverstehen (読解)Teil1~3とSprachbausteine (口語表現)Teil1~2を90分以内に解かないといけません。

MIZUKI

MIZUKI

私は問題の流れの通りに解いていきました。
Sprachbausteine (口語表現)Teil1~2にかかる時間はLeseverstehen (読解)Teil1~3に比べ短く済むので先に解いてしまっても構わないかもしれませんが、私は出題された通りの流れで解いていく方が好きだったのでそうしました。

また、試験開始直後は集中力が開始後15分後に比べ浅いので、どれから始めると一番効果的か自分でテスト対策中に見つけてみるといいかもしれません。

Hören 20分

 
Hörenでは、リスニング力を試されます。

このHörvetstehen(リスニング)にはTeil1~3まであり、

Teli1では、6つの会話が流れるので、出題されている5つの問題が正解(+)か不正解(-)答える問題です(音声は6つで、内1つは当てはまらない)。問題数は5つです。

Teli2では、2人の少し長めの会話を聞き、出題された10個の問題に正解(+)か不正解(-)で答える問題です。問題数は10個です。

Teli3では、ラジオや電話などの短めの文章を聞き、正解(+)か不正解(-)答える問題です(Teil1と違い、番号ごとに流れます)。問題数は5つです。

全て1回しか流れません。
Teil1が慣れるまではややこしく、6つの文章が流れるのですが、その内1つの文章が用紙に書かれている文章と全く内容の異なる内容が流れてきます。どのタイミングで出てくるかは試験によって変わってくるので、予め出題されている5つの文章の内容をしっかり頭に入れておくことが大切です。

Teil2は一般的なリスニング問題ですが、1つ目の問題がたまにイントロですでに言われている時があります。そのため、初めから集中する必要があります。

難易度としては、Teil2>Teil1>Teil3と私は感じました。

使ったテキストは「Mit Erfolg zu telc Deutsch B2 Übungsbuch」と「Mit Erfolg zu telc Deutsch B2 Testbuch」に加え、「Hueber Hören & Sprechen B2」のテキストを使ってリスニング力高めました。
また、テレビを見たりラジオを聴いたりして、毎日ドイツ語を聞くよう心掛けてました。

MIZUKI

MIZUKI

Teil1~3の出題形態を頭に入れておくと、試験時に流れが分かっているので焦ることなく聞き取りに集中できます。
また、キーワードを〇で囲むなどしておくとリスニングが楽になります。一語一語聞き取る必要はないですが(←多分できない)、頭の中でシャドーイングするように聞くと聞き取りやすいです。

Schreiben 30分

 
Schreibenでは、30分以内に2つのテーマの内1つを選んで書き上げるという問題になります。

テーマは主に3つに分けられており、

  1. ある仕事のポジションに応募(Anschreiben)
  2. クレーム(Beschweren)
  3. 情報提供のお願い(Frage zu Informationen)
基本この3つのテーマからしか問題が出ません。

30分の時間をはかりながらひたすら何度もそれぞれのテーマで書く練習をし、ネイティブに訂正してもらうことが合格への道です。

30分って本当に短いです。当日は、2つのテーマから1つを選び、構成を考えながら書く、この流れ全てを30分以内でしないといけないので実際30分で足らなかったという人もいたくらいです。私も時間ギリギリまで書きなんとか仕上げたという感じでした。
しかも急いで書いているので間違いがいくつかあったりします。最後にもう一度読み直す時間を余らせられるくらいが理想です。

差出人(名前・住所)、受取人(企業/団体名、課、住所)、日付、タイトル、名称(Sehr geehrte Damen und Herren)、本文、挨拶(Mit freundlichen Grüßen)、自分の名前を書き忘れないように気を付けてください!最低150単語書く必要があります。

MIZUKI

MIZUKI

私の受験した時は「クレーム」と「情報提供のお願い」でした。得意だったある仕事のポジションへの応募が出なかったため一瞬がっくりしましたが、3つのテーマ全て練習していたので問題ありませんでした。

Sprechen 20分(15分~25分)

 
最後の口頭試験では、他の参加者と一緒に行います。
2人1組が基本ですが、たまに3人1組の場合もあります(当記事では2名1組の場合で書いています)。

まず1分30秒くらいで自己紹介をし(自己紹介は採点に含まれませんが流暢に言えるよう練習する必要あり)、その後以下3つのカテゴリー全て行います。

順番はいつも同じで、

  1. Teli1:Präsentation 7つのテーマから1つを選び、プレゼンテーションします。(1分30秒以内)
  2. Teli2:Diskussion 事前に別室で読んだ長めの文章について参加者とディスカッションします。(2分/人)
  3. Teli3:Problemlösung 事前に別室で読んだ短い文章をもとに、共同作業(プログラムを考える・問題を解決するなど)をします。(2分/人)
Teil1はテーマがいつも同じなので、事前にテーマを決めて文章を考え丸暗記することが可能です。テーマは7つから成っており、
  • これまでに読んだ本について
  • これまでに観た映画について
  • 旅行について
  • 訪れたことのある音楽イベントについて
  • 訪れたことのあるスポーツイベントについて
  • あなたの人生で大切な人について
  • あなたの人生でしたことのある大切な経験について

以上7つの中からテーマを1つ決め、パートナーに対しプレゼンテーションします。

私は中でも一番簡単な「旅行について」プレゼンテーションしました。
ちなみに、パートナーも同じテーマでしたが問題ありませんでした。相手がプレゼンテーションした後には1~2つの質問をする必要があり、逆に自分がプレゼンテーションした後の質問に答えられる必要があります


Teil2では、試験開始前別室で事前にまとめておいた自分のメモを見ながら(←見なくてもいい。可能なら見ない方がいいかも)パートナーとディスカッションします。

参加者のどちらかがまず文章を軽くまとめ、自分の意見を発言し、相手の意見を聞いてからディスカッションするという流れが基本です。

ただこれはパートナーにもより、事前にテキストで準備して来た人であればこのような流れでくると思いますが、準備なしに試験当日パッと来ただけの人の場合流れが変わる場合があります。私は後者の何も準備してこなかったパートナーとあたり、試験中戸惑うという経験をしました。それでも口頭試験で満点を取れたので、流れがよければもちろんいいと思いますが問題ないようです。


Teil3では、パートナーと一緒に問題を解決していきます。
例えば、「(参加者の)母国からの生徒とドイツからの生徒が2日間一緒に過ごすプログラムがあり、予算3000ユーロ内でできる2日間のプログラムを考えなさい。」というような感じです。

もちろんテーマはいつも異なり、テキストには上記のような内容が多いですが、少し異なったテーマの場合もあります。私が受けた試験はTeil2とTeil3どちらも難しい内容で、これまで練習してきた内容と結構異なっていました。どんなテーマであろうと日常ではドイツ語ですぐに答える必要があるので、テキストに載ってるものだけでなく幅広いテーマで練習しておくといいと思います。

MIZUKI

MIZUKI

試験管の前なので緊張しやすいため、早口にならないように気を付けてください。流暢にドイツ語を話せるところも見られますが、速すぎて相手に伝わりにくい話し方だと減点の対象になるかもしれません。
余談ですが、私のパートナーがとても強烈な性格の持ち主で爆弾トークをして私に話させないような人でした。試験の最後に、パートナーは試験管から「話すの速すぎますよ(=ただ速いという意味だけでなく、一人で喋りすぎという意味も含まれてたように感じました)」と言われてました。ドイツ語能力を計る試験ですが、相手への配慮とかも見られてそうですね。

まとめ

 
長くなっちゃいましたが、TELC B2試験の概要をだいたい掴めたのではないでしょうか。

試験対策をした中で感じたこと、実際に試験を受けて感じたことを含めこの記事にぎゅっとまとめてみました。
試験概要まとめている方多いですが、ここまで細かくアドバイス含め書いてる人少ないんなんじゃないかと思います。これからTelc B2を受けてみようと考えてる方の参考になれば何よりです。

最後に1つ、私から口頭試験を受ける際のアドバイスです。

話を聞く側になり気味な人は、人の話を途中で止め割り込むためのフレーズを覚えておくといいです。「話の途中申し訳ないんだけど、私は~だと思います」というような感じのね。
なぜなら、今回私が当たったパートナーがとてつもないキャラクターの持ち主で、相手に話す隙を与えようとしないような人でしたからです。興味のある方は下の枠内にある長~い私の口頭試験の時の体験を読んでみて下さい。色々と大変そうなパートナーに聞こえますが、こんな私でも口頭試験75点中の75点満点を貰えてます。

 

私の体験談
たまたま筆記試験後に話した人がパートナーとなる人で、ドイツに13年住んでいる40代のポーランド人女性が私の口頭試験のパートナーでした。
筆記試験後から3時間の待ち時間彼女と話をしていたのですが、休憩時間の時からとても自己主張が激しい方でした。根はいい人なんだろうと思うのですが、自分の考えを相手にも押し付けるような方で、ポーランド語のアクセントが強いのか流暢にドイツ語は話しますが聞き慣れるまでとても難しかったです。多分休憩時間に話してなかったら聞き取れなかったレベルです。
いざ試験が始まり自己紹介が終わった後、お互いのプレゼンテーションになりました。試験管の指示により私が先にプレゼンすることになり、故郷への旅行についてプレゼンしている最中に遮られ質問されました。プレゼンなのだから、最後まで聞いてから質問するという知識はないのかと思いましたが、試験管も何も言わないのですぐ彼女の質問に答えプレゼンを続けました。彼女のプレゼンの際、私は遮らず最後にちゃんと質問をしました。1点驚いた瞬間がありましたが、とりあえず乗り越えました。
Teil2のディスカッションの時に問題発生。彼女は自己主張が激しいだけでなく相手の話も聞かない人だったのです。Teil2のディスカッションでは彼女から話し始めたのですが、試験の概要「Sprechen」のところでも書きましたが本来なら『参加者のどちらかがまず文章を軽くまとめ、自分の意見を発言し、相手の意見を聞いてからディスカッションするという流れ』でした。しかし彼女はまとめ…ようとした気がしたけど自分の意見ばかり主張し始めたのです。つまり、初めの文章の軽いまとめが省かれ、彼女の意見がひたすら続きました。しかも、一文ごと語尾に常に「ne」を付けて話していたので非常に聞き取りにくく、逆にneに集中してしまった時もあったくらいです(笑)
どこが彼女の意見の終わりなのかもわからない話し方で、私はいつ割り込もうか考えてる時に試験管から「今はなさないと話すチャンスないよ」って言われてしまいました。そういわれた後に私は自分の意見を伝え、そして1つ質問をパートナーに投げかけました。簡単な質問にも関わらず意味の分からない返事が返ってきて話がまとまらず時間が来てTeil2が終わってしまいました。Teil3は私から始めましたが、パートナーが話す番になれば終わりのない彼女の発言にまたまとまらず、Teil3も共通の答えが決まったようで決まっていないような状態で終わりました。
試験後は緊張というより強烈なパートナーのおかげでどっと疲れ、口頭試験落ちただろうな…と反省会を自宅で開いていたくらいです。これが私の口頭試験での体験です。

口頭試験を受ける際、自分の主張も大切ですが話の流れを綺麗にもっていく力も必要のように感じました。また、自分の意見をはっきり言うことになれていない日本人は特に、人の話を遮って主張しないといけない場面もあることを頭に入れておいた方がいいです。
そして語尾に「~, ne」を何度も使わないことです。普段よく使う人は普段からできるだけ使わないように気を付けて下さい。

ドイツ人でも「ne」を使いますが、プレゼンテーションの中で使いすぎると減点対象になるようです(Telcはどうか分かりませんが、ドイツの学校ではそのように採点されるとドイツ人旦那から聞きました)。

 
以上がTelc B2の試験の紹介になります。
ゲーテ同様、ドイツで仕事をしたいという方にも向いてる試験になります。

ドイツ国内であればだいたいの語学学校で受験できます。ただ調べた結果、B2に関してはVHSが一番安く受験できるようでした。他の語学学校に問い合わせたところ30ユーロほど高いところもあったりしたので、事前に複数の語学学校に問い合わせしてみるといいでしょう。

それでは、皆さんの検討を祈ります!

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